暗吾の覚書

3.5流大卒→軽度鬱病ニート→社会復帰フリーターと順調に社会底辺へと向かう渦にのまれている男。当座の目標は大学院進学。最近自分の口から出る言葉が信じられなくなっているので、なんとなくブログを始めてみました。

流行りのVTuberについて思うこと――月ノ美兎の中の人

引きこもっている間の、僕の友人は主にニコニコ動画まとめサイトだった。

 

フリーターにランクアップした今でも、本当は勉強しないといけないのだが、空き時間にはニコニコ動画のランキングを覗いている。記憶では二、三か月前頃からだったと思うが、そこにあるジャンルの動画が増え始めた。

 

具体的な定義はたぶんニコニコ大百科辺りを参照してもらえれば分かるだろうが、概して言えば、二次元のキャラクターの外見を持った動画投稿者とでいうのだろうか。そういう人たちの動画がランキングに目立ち始めたのだ。

 

彼ら彼女らはVirtualYotuberと呼ばれているらしい。結構前から活動していた人もいるらしいのだが、僕は流行りものに飛びつく瞬発力がない人間なので、知ったのは最近だ。

 

きっかけは、月ノ美兎というVTuberのまとめ動画だった。月ノ美兎とは「サブカルクソ委員長」やら「大清楚」なんかの、およそ褒め言葉とは思えない愛称で親しまれている御人だ。彼女の魅力をすごく短い言葉で表現すると、清楚でツンデレな委員長キャラという公式設定から考えられない生放送中のぶっとんだキャラクター性というところだろうか。まぁ、これもようつべかニコ動の十分でわかるシリーズを見てもらった方が早い。

 

彼女に出会った当初はそれきっかけで、他のにじさんじ所属のVTuberやもっと有名どころなんかを追っていたいんだけど、最近はその衝動も収まってきている。今では本当にランキングに上がっていたら覗く程度なんだけど、どうやら近頃界隈で結構な騒動が起こっているらしい。

 

なんでも、続々とVTuberの中の人が顔バレしているらしい。先日ついに月ノ美兎と思われる人物の顔写真や個人情報が出回ってしまった。それに伴って、彼女の中の人発信ではない情報が徐々に徐々にではあるがネット上に広まっている。

 

それに対して、月ノ美兎のファンと思われる人たちはSNS上で「個人情報をバラシてる奴なんなの」とか「別に中の人の顔とか気にしないし」とか「むしろ動画(中の人が高校生時代に作ったと思しきもの)見て、委員長そのものっぷりに安心した」など、概ね月ノ美兎を擁護するような発言をしている。

 

上記の三つの意見はさらっとTwitterなんかを流し見して、擁護派の意見をざっくりまとめたものだ。中にはファンはやめないけど……というような意見もあった。

 

こんなのとか。

 月ノ美兎の中の人が特定された件について

 

アンチの意見のバラバラっぷりもさることながら、ファンたちの意見も結構分かれている。僕も月ノ美兎の中の人のプロフィールを聞いたときは驚いたと同時に、なんか、こう、変な感触がした。こういうショックを受けてしまうのが、正しくないとは分かっていても、前掲はてな匿名ダイアリーを書いた人と同じような、心の冷える感覚がした。

 

冷めるほどの熱を上げていたつもりはないから、ファンを止めるとも言えないけど。

 

僕もオタクだ。しかも、オタクとしても人間としても半分くらいづつ死んでいるタイプのオタクだ。更にオタクコンテンツに触れるものとしては、オッサンの域に片足……くるぶしから下くらいを突っ込んでいる

 

それゆえに、この手の中の人とキャラクター問題にはぶつかったことがある。だから、次回はこの手の騒動について僕が思うことについて書いてみたい。

 

もしかしたら何回か続くかもしれない。